何か記録して思う出来事や印象に残った記事などがあったときに,書く日記です.できるだけ毎日書こうと思っていますが,そのときの忙しさなどなどによって変わると思います.

2010年11月29日月曜日

VC Workshopに参加

久々(おそらく10年ぶり)だろうか,先週の金,土でVC Workshopに参加する.

朝10時の新幹線で浜松へ向かうが,東京駅の人の多さに圧倒される.高校・大学時代は,毎朝,小田急線のラッシュを経験していたけれども,最近は,ラッシュと逆方向の電車にしかのらないので,改めて驚かされた.

VC Workshopは,ひとつの発表に40分の時間があり,質疑や討論を重視している点が特徴.僕自身もいろいろ質問させて頂いて,とても勉強になった.

夜のセッションでは,BYUへの滞在記を話させて頂いた.この際に作ったスライドは,僕自身にとっても思い出となるもので,このような機会が与えられたことに本当に感謝である.

研究をするときに,関連研究を調べてから研究をするか,自分で考えて研究をするか,ということは意見の分かれるところかもしれない.某N先生は,完全に後者だそうだ.自分で考えて研究をして,仮に6カ月をかけて,類似する研究を発見しとする.もし,ここであきらめたら自分の費やした6カ月が無駄になってしまう,その必死な思いで自分で考えれば,必ず何か新しいことがでてくるとのこと.言葉でいうのは簡単だけれども,この先生の研究がすばらしい理由の一つがちょっと分かったきもする.僕自身もこうありたいものである.

せっかく浜松に来たのだけれど,またいつものようにどこも観光せず.でも,帰りがけに,浜松駅で食べた鰻は,うまかった.

下の写真は,ホテルの部屋からの風景.左の写真はホテルの部屋から見える風景で,浜名湖が見えます.左の写真は,iPhoneで適正露出で撮影したもので,右の写真はHDRをONにして撮影した写真です.

2010年11月24日水曜日

hello worldとSketchpad

今日学生との勉強会の中で,なんでプログラムの最初の例題は「hello world!」なのかということが話題になった.

カーニハン&リッチーの「プログラミング言語C」の最初のプログラムが「hello world」であることを説明する.

Webで探してみると,いろいろな言語で「hello world」を表示するプログラムのリストなんていうのもある.


そういえば,CGの原点のSketchpadを紹介するビデオがYoutubeにあったのを思い出し,次のビデオを学生に見せる.

Ivan Sutherland: SketchPad Demo (1/2)
Ivan Sutehrland: SketchPad Demo (2/2)

最初のほうに,

We are going to show you, a man actually talking to a computer in a way far different than it's ever been possible to do before.

Surely not with his voice?

No he's going to be talking graphically...

というシーンがある.Coons先生が,「コンピュータと話す」と紹介されているところが興味深い.
これ以前の「バッチ処理」という形態から,対話的に利用できることを示した功績はとても大きい.

また,Sketchpadというシステムを深く調べてみると,その当時とは思えないほどよく考えられていることに驚くかもしれない.Sutherland先生の博士論文,Sketchpad: a man-machine graphical communication systemの指導教員は,シャノンとミンスキーらである.すごい人たちだ.

この当時のコンピュータの大きさや,ライトペンを使ったシステムに,学生達はちょっと驚いていた.

2010年11月18日木曜日

古き友人たちとの再会

昨晩は,古き友人たちと久々に再開した.ある先輩は,企業のコンサルタントをしているのだけれども,しぐさやフレーズが25年前と変わっていないことに,なんだか安心感を感じる.

そういえば,その先輩に,当時,冬山で滑落しそうになった僕の手をひっぱって助けてくれたことがあったっけ.忘れそうになってしまうけれども,実は今も心の中で感謝している.

たまたま,「ザ・ゴール」の話をしてみたら,よくご存じだった上にTOC(Theory of constraints)の資格もお持ちだった.

TOCではボトルネックを見つけて,そこを改善するというプロセスを繰り返すのに対して,トヨタなどの方式では全体を一様に広げていくという手法をとっているという見方はちょっとおもしろいと思った.

また,企業に勤める立場から,学生に求めることなどいろいろと有益な情報を聞くことができた.


今日は,少し早目に帰宅し自宅で仕事をしようとデータをハードディスクにコピーしたのだけれども,ハードディスクを持ち帰るのを忘れる.まいった.しょうがないので,そのデータがなくてもよい仕事をする.

2010年11月12日金曜日

空間を埋め尽くす曲線

先日の研究会で,space filling curveの話がでてきた.

ペアノ曲線ヒルベルト曲線などは知っていたけれども,computer scienceの観点ではz order curveが優れている.z order curveだと近いものが比較的近くに格納されるので,キャッシュのヒット率があがる.

勉強になったので忘れないように自分用のメモ.

2010年11月9日火曜日

点と線

今日は,1,2限に授業をして,そのまま研究会に参加するために新幹線で広島へ.

広島へは18時すぎに到着.研究会には間に合わないので,本屋で少し時間をつぶして懇親会から参加する.

たまたま前に座られた方の以前いた大学に知り合いの先生がいたので,その先生の名前を出したら,よく知っているとのこと.また,斜め前の先生は,その知り合いの方の出身大学だったので,その方のお話をしたら,ご存じとのこと.いやはや,初めてお会いしたのだけれど,共通の知人がいるということでちょっと盛り上がりました.しかし,こんな時に,名刺を持ってくるのを忘れてしまい,少し反省.

今後,デジカメなどでcomputational photographyの技術が重要になっていくだろうと特別講演をされた先生がおっしゃられていたのは,ちょっと興味深く感じた.

今日は懇親会にしか参加できなかったけれども,いろいろな情報を得ることができて有益な懇親会でした.

ところで,大阪の人は,お好み焼きは自分の好きなものを他人と分けずに食べるのが基本だそうだ.東京の人は,頼んだものをみんなでシェアするのが基本.こんなところにも習慣の違いがあったとは.

2010年11月5日金曜日

「超」速読勉強法

先週末の帰宅途中,何か本が読みたくなりタイトルの本を買い,いつものように電車の中で読んだ.

速読の勉強の本かと思っていたのだけれど,速読と勉強の仕方の本である.しかし,勉強の仕方に関して,なるほどと思う側面がいくつかり,それはそれで役立つ気がした.

先日,たまたま学生に,僕は本を読むのがつらくなったら途中でやめることもあるし,あるいは途中を流し読みや読み飛ばすこともあるという話をしていた.きちんと読まなければならないという意識のもとに,逆に読み進まないことのほうがデメリットであると考えるからである.

速読の本を読んで,速読と熟読とはだいぶ違うということが分かった.速読では,要点を素早くつかむことができるけれども,味わいながら本を読むといったことはできないそうだ.それと,速読に慣れるためには,内容をつかまずに,文字認識力を高める訓練をしていくということがちょっと面白い.

また,勉強時間=記憶時間+想起時間として,最後に5分程度の想起時間を置くべきだとしている点も重要だと思う.

どこに書いてあったか忘れてしまったのだけれども,勉強の仕方に関して,自分で考えるよりも,すでにある解き方を覚えていくほうがよいという趣旨のことが書かれていた点が,僕の職業的には少し残念に感じた.そうすると自分で考えるよりも,すでにあるパターンにものごとを当てはめて考えるようになってしまうからだ.そのように考える学生達がいかに多いかということが,日本のこの教育の仕方を証明しているような気もする.もっとも,全員がそうではないけれども.

どんなに時間がかかってもいいから,自分で考えて解くとということも,記憶型の勉強と同様に大切な勉強の仕方の一つであるという認識が広くなされるべきであると感じる.

昨日,ある学生のバグが半年ぶりにとれる.僕が介入していれば,もっとずっと前にとれていたと思う.でも,この半年間でその学生が学んだことは,僕が介入したよりもずっと大きなものではないかと思っている.

2010年11月1日月曜日

桜泉祭

10/31~11/1まで,学部の学園祭である「桜泉祭」である.

授業などがないので,ちょっと一息といった感じでもあるが,普段できない仕事をしている.

10/30は,台風のため残念ながら,中止になってしまった.準備してきた学生にとってはとても残念だっただろう.

10/31には,神輿を久々(2年ぶり?)に見ることができた.神輿を担ぐという活気のある姿を見ると,今の学生達の秘められたパワーを感じる気がする.ゆとり教育だなんだと言われるけれども,その前に,今の学生も昔の学生も,同じ人間.実は,秘めたパワーを持っている人たちが多いのではなかと思っている.

また,学内とバスの中で,偶然に研究室のOBに会うことができたのは,少しうれしいことである.

11/1も,仕事があり,大学に来る.校舎内は,催し物をやっているところを除いて,極めて静かである.