何か記録して思う出来事や印象に残った記事などがあったときに,書く日記です.できるだけ毎日書こうと思っていますが,そのときの忙しさなどなどによって変わると思います.

2010年9月30日木曜日

数式と少し格闘

朝大学についてから授業の準備などをし,2限に授業.

あいかわらず,授業中に単純な感じをど忘れする.いつもあっているかどうかを学生に聞くのだけれども,実は,授業を双方向にするためのよいきっかけではないかともちょっと思っている.2年前に,同じ学生たちに授業をしていた時に,よく黒板の誤字・脱字や間違いを指摘してくれて,ありがたかったことを思い出す.

午後は,実験の準備をして,その後,数式と格闘する.ある式の変形に部分積分を使うと,他の項と打ち消しあって式がエレガントになる部分があってちょっと感動する.

その後,事務処理をいろいろやる.なかなかプログラムをする時間がとれないのが,ちょっと辛いところ.

2010年9月29日水曜日

「見る」か「読む」か - 電子書籍

kindle 3が来てから,1冊半ほど本を読んだ.kindle 3は,本の代わりとして非常にすばらしい.わずか240gの重さだが,何十冊どころか,おそらく僕が一生読む英語の本よりも多くの本をすべて入れることができる(最大3500冊だそうだ).

自分の感動した本を常に持ち歩くことができる.思い出した時に,ふと見直すことができる.今までの本では,できなかったことである.

目に優しい電子ペーパーなので,長時間読んでいても液晶のように疲れない.カラーではなくモノクロだけれども,雑誌などの写真の多い本を読むのでなければ,十分である.

本の中の覚えておきたいフレーズにアンダーラインを引いておいて,後で,アンダーラインを引いた部分だけを読みなおしたり,あるいは特定のキーワードのフレーズを本文中から探すこともできる.

知らない単語のところにカーソルを持っていけば,英英辞典で即座に意味を教えてくれる.

Kindleは,本とは違った読書体験をさせてくれるものだと感じている.

iPadやパソコンなどにkindleをインストールすれば,カラーで本を読むことができる.しかし,液晶は「見る」のにはよいかもしれないが,「読む」のには適しているとは言い難い.

ぜひ「読む」のに適した<日本語>の本が読める電子書籍端末が欲しい.

残念ながら,ニュースで電子書籍端末に関して読むのは,「読む」ためのものではなくて,「見る」ための電子端末ばかりであると思う.(以前,ソニーが電子ペーパーの(「読む」ための)電子端末を出していたけれども,あまり売れなかったようだ.)

アメリカでiPad発売後も,kindleが売れ続けているのは「読む」ことに適しているからだと思う.

「読む」ことに適していて,kindle並みかそれ以上に使いやすい日本語の電子端末がぜひ登場してほしい.
(日本発の電子書籍に関するニュースを読む限り,どうもそうではなさそうな感じがしていて,ちょっと危惧している.もっとも僕が知らないだけかもしれないが)


今日は,ほぼ一日,実験のための装置のセッティング,実験用の資料の作成,講義の準備などに追われる.

いつも通勤中にkindleで読んでいる7 habitsは,habit 4に入る.

Habit 3で,delegationが,Gofer delegation(Go for this and tell me when it's done)とStewardship delegation(focused on results instead of methods)に分類されるという話に興味を引かれる.

Stewardship delegationは,てこの支点を移動させるように,わずかなインプットで大きなアウトプットを得ることができる.自分一人だけで作業するよりも,はるかに大きなアウトプットを得られている人はstewardship delegationが実践できている人だろう.

2010年9月28日火曜日

大事なのは「将来への仕込み」

今日は,研究の打ち合わせで,知り合いの先生のところを訪ねに行く.

いろいろ話ができて,刺激になる.こうやって,出かけていって,打ち合わせをするということも,予想以上に,自分自身のモチベーションになった気がする.

いつものように電車の中で,7 habitsを読む.Habit 3で,effective peopleは,「緊急でないが重要な仕事」に集中する傾向があるという点に,まさにその通りではないかと納得する.「緊急で重要な仕事」は,やらなければならないのだけれども,そのような仕事はできるだけshrinkさせ,「緊急ではないが重要な仕事」に集中することが重要なようだ.(他に,「緊急だが重要でない仕事」と「緊急でなく重要でもない仕事」の2つがあり,すべてで4種類の仕事がある)

僕の理解では,自分に来る仕事はこなしながら,「将来への仕込み」をきちんとすることが重要であるということではないかと思った.

逆に言うと,目先の仕事にばかり振り回されていてはダメで,目先の仕事をこなしながら,将来の自分に有益となるしごとに集中できるということが大切だということだと理解した.

tangible bitsで有名なMITの石井先生が,電電公社時代に,通常の業務後,夜8時から自分の研究をされていたというのは,まさに「将来への仕込み」をきちんとされていたということなのだろう.

「将来への仕込みをする」というのは言葉で言うのは簡単だけれども,現実にはたやすいことではないと思う.だから,それをできる人は価値が高いのだと思う.

2010年9月27日月曜日

仏像

昨日は,1,2限が授業なので,7時半に大学に到着.資料を印刷し,講義を行う実籾校舎に行く.

ざっと授業の内容を確認して,少し時間があったので,本棚にあった本を見る.
そこに,東大寺の大仏の写真が多く写っている本があり,興味をひかれる.

そういえば,祖母のお兄さん(僕が生まれた年に亡くなっている)は,仏像を主に描く画家だった.(そのわりには,僕に絵心というものはまったくない).

仏像の写真を見てみると,歴史の比較的浅いアメリカと違って,日本には長い歴史のあることに気付く.

仏像を作った時代に,どういうことを考えて仏像を作ったのか,今の時代にと照らし合わせてどういった類似性・相違点があるのかに興味があるが,今はちょっと調べる余裕がなさそうである.気が向いたら,分かりやすそうな仏像の本を買ってみたい.

お昼に会議.その後,雑務をして,また夕方に会議.会議終了後,少し研究.なかなかまとまった時間がとれないので,思い出すのに時間を要する.

後期の3年生のゼミ希望調査があったが,ほとんどの人が前期と同じ研究室を希望したことからか,残念ながら一人も希望者がいなかった.なんとか,学生に希望者がでてくれるように努力したい.

#昨日投稿し忘れたので,朝に投稿

2010年9月24日金曜日

不安遺伝子

アメリカ最大のレンタルビデオ店Blockbusterが,ネットに押され経営破綻したというニュースを読む.
また,店舗をもつ店が,インターネット型の店舗(例えば,Netflixなど)の影響で,破綻に追い込まれるというパターンの例だろう.

「たけしのニッポンのミカタ」というテレビを見ていたら,日本人は,他の外国の人たちと比べて「不安遺伝子」が多いということを言っていた.ルース・ベネディクトが「菊と刀」で,日本を「恥の文化」と類型化したことに通じるものがあるのではないかと思った.

でも,「不安遺伝子」があるからこそ,より品質を高めよう,本当にこの品質で大丈夫なんだろうかと考えて,日本製品の品質を高めることになっているのではないかとも思う.

今は,不況だから,悪い側面ばかりを指摘されることが多いけれども,その一見悪いと思われる側面が,実はこんなよい側面があるんですというような番組になってもおもしろいのではないかと思う.ネガティブなことを,ポジティブなことに変える手法とパワーこそ,今の日本人に必要なことなのかなと思う.自分のネガティブなことをポジティブなことに変えていくような,学生を育てたいものである.

「ニッポンのミカタ」は初めて少しだけ見たのだけれど,おもしろいと思った.これから,毎週録画して見るようにしたい.

今日から,授業が始まる.約14カ月ぶりに授業をする.今日もまた,13時から17時すぎまで会議.ふー.

2010年9月22日水曜日

過去よりも未来

この公開日記を書きだして,早3週間である.1日の終わりに,この日記を書くのがだいぶ習慣づいてきた(でも,授業が始まって,忙しくなったら,突然休止する可能性も十分にある).

自分がその時々に,何を考えていたのかを後で見直してみることを,僕自身の目的として書いている.

今のところ,仕事をしている日には,ほぼ毎日書くようにしているけれども,できる範囲で続けようと思う.


今日は,科研費の申請書をだいぶ書いた.これが,取れるか取れないかで,今後の研究の度合いが大きく変わってくる.取れなければ僕にとっては死活問題である.

大きなものを狙って基盤(B)と挑戦的萌芽研究の2本立てでいくか,あるいはより堅実な基盤(C)1本で行くかを,まだ悩んでいる.でも悩めるような選択肢があることは,幸せなことだ.

基盤(B)の業績欄に,自分の過去5年の業績を埋め込んでみたら3ページ全部が自分一人の業績で埋まり,ちょっとうれしかった.この5年間は,よく頑張ったと思う.

もっとも,過去を見返すよりも,未来を見て生きるべきである.科研費の申請書は,研究者の作る短期的な未来計画なのだろう.

The 7 habitsのHabit 2が,Begin with the End in Mindなのだけれども,自分の将来ありたい姿というものも,もっと考えてみる必要があるのだと少し思う(でも,現実には,なかなか余裕がない).


今日も,お昼から5時まで,会議.1年間アメリカに行かせてもらったので,へこたれるまで頑張ります.


帰りが少し遅くなるので,今日は車で来ていた.帰宅途中に国道357を走っていた時,少しスピードが出しすぎだなと思いスピードを緩めて(たぶん,昔スピード違反で捕まったことがトラウマになっているのかもしれない)後ろの車が僕の車を追い越したすぐ後に,パトカーが猛スピードで僕の車の横を通過し,前の車をスピード違反で捕まえていた.

今回は,たまたま助かったけれども,捕まってもおかしくない閾値の中にいたかもしれない.今日のこのことを,将来事故を起こさないように,安全運転に心掛けたい.

2010年9月21日火曜日

会議,会議,そして会議

今日は,午前中にいろいろな雑務を行い,お昼から,会議,その後も会議,そしてその後も会議で,会議続きだった.終わったのは5時半すぎ.でも,大学にとってはとても大事なことなので,しょうがない.

帰りの電車の中で,7 habitsを読んでいたら,friend/enemy centeredの部分に,興味をひかれる記述があった.

著者の知り合いの大学の先生が,administratorと馬が合わないので,その大学の先生は別の大学に移ろうかと考えていたそうだ.ところが著者は,その先生が,馬が合わないadministratorを自分の(関心の)中心に持ってきていることを指摘するというもの.

多くの場合に,何かが問題だというときに,実は,問題だといっている人自身が,その問題を引き起こしているケースが多いように思う.もちろん,僕自身も例外ではない.

世の中には,自分の制御が効くことと効かないことがある.効かないこととは,いかにうまく共存するか,さらに,そのことをいかに,自分にとっても相手にとっても利益になるようにするか(Win/Winの状態にするか)ということが大切な気がする.

一見,苦手だと思える相手とWin/Winの状態にできる人ほど,優れている人なのではないかと思う.7 habitsをもっとしっかり読んで勉強することにする.

2010年9月17日金曜日

間違ってないか?いや正しいぞ!

今日は,ある論文の草稿を読む.積分式だらけなので,かなり大変.

どうも,間違っているぞ.もう一回,計算しなおしてみる.やっぱり違っている.もう一回,考え直してみる.おやっ,正しいぞ.ということが,2回ほどあった.最後まで,読み進めるのが大変そうだが,なんとか理解したい.

でも,この草稿,最初は難しいと思って少々ほったらかしてあった.でも,ふとしたことがきっかけで,読みだしてみたら,実は理解できることに気付いた.簡単にあきらめてはいけないと改めて思う.

夕方,以前Wonder X Wonderに出たことから,某放送局から電話がかかってくる.興味深い話だったのだけれども,研究室に学生がほとんどいないことから,仕事を引き受けようにも,引き受けられない.僕自身も,学内の仕事や研究で,手一杯である.ちょっと残念だったけれども,お断りをしてしまった.でも,こうやって連絡を頂けるのは,励みになるしうれしいことだ.


お昼に会議があって,夜はその委員会の飲み会.お帰りなさいの会をして頂く.ちなみに,今日は,お帰りなさいの会の2日目.明日もある.

2010年9月16日木曜日

研究室発表会そして感謝

今日は,約14カ月ぶりに,skypeでない研究室の発表会.skypeよりも断然やりやすい.(でも,遠距離にいながらskypeで打ち合わせができたのは,以前に比べると革新的だと思う.)

久々に,学生の発表を直接聞いて,僕自身もとてもよい刺激になった.インターネットやコンピュータの発展によって,いろいろバーチャルに体験できることが多いけれども,実体験に勝るものはないと改めて思う.

その後,研究室の学生たちがお帰りなさい会を開いてくれた.また,お世話になった先生やOBにも来て頂く.

思えば,以前僕が,苦しい状況にあった時に,OBの人たちが僕らにできることがないですかと訪ねてきてくれたことがあったことを思い出す.僕のことを心配するよりも,もっと自分のことを気にかけなさいと言ったように記憶している.学生には,過去の人である僕よりも,未来の自分のことを気にしてほしいと思ったからだ.

でも,本心はとても感謝していた.今,研究室には学生が3人しかおらずちょっと寂しいけれども,僕は本当に学生に恵まれていると思う.

7 habitsは,Habit 1のproactiveの章を読み終える.なんとなく,全体像がつかめてきて,最初の時ほどのおもしろさを感じられなくなってきているが,飽きるまでは読み続ける予定.

2010年9月15日水曜日

教育の原則と現実

先日,教育の原則は,「自ら激しく望む人だけに,苦労を条件に希望を与えること」であるとする考えがあることを述べた.僕は,この考えにに賛成である.

しかし,実際には,なかなかこの基準を適用することができないのが現実である.(でも,原則は,上記のようであるということを肝に銘じておくことは,大切だと思う.)

この基準を厳格にすると,教育をしなくてもよいということになりかねない.理想は,上の原則のように教育をしたいけれども,実際は,学生個人個人の能力を,少しでも引き上げることが,僕自身のするべき教育と考えている.そして,学生たちの中から,将来,上記の基準を超えるような人が育てられればと考えている.

ゆとり教育の本来の目的は,知識重視型から経験重視型へシフトすることにあったようだ.これは,7 habitsのhabitの定義を利用すれば,知識を重視するよりも,スキル(スキルは経験に大きく依存すると思うので)を重視することへのシフトを目指したのだと思う.(habitは,知識,スキル,desireの共通部分として定義される)残念ながら,現状の多くの学生たちを見ていると,知識の有無を重視している傾向をあいかわらず強く感じる.

もし,(特にうちの研究室の)学生がこれを読んでいたら,経験重視ってどういうことなんだろう,本来のゆとり教育は何をもとめていたのだろう,ということを自分で調べて(ネットだけに頼りすぎず,本も読んでほしい!)考えてなおして欲しいと思う.そして,知識重視型からの脱皮をすることは,最初の重要なステップではないかと思う.なぜ,ゆとり教育で目指したことが,なぜ実現できなかったのかということを考えることも,とても重要だと思う.

2010年9月13日月曜日

knowledge, skill, desire

午前は後期の授業の準備や資料作りをする.午後は,研究用のプログラムを作り,夕方から会議.大学もいろいろな要因で成り立っているのだと勉強になる.その後,少しプログラムを進展させてから帰宅.

今読んでいる7 habitsで,habit(習慣)をknowledge(知識), skill(スキル), desire(願望)のintersection(共通部分)として定義しているところに興味をひかれる.要するに,知識として知っているだけでは,習慣ではないということだ.

たまに学生と話していると,いかに過去の教育で,知識の習得ばかりが重視されてきていたのかということを感じることがある.

一般に学校の教育では,知識ばかりを教える傾向があり,その知識をどうやって利用するのか,また利用するためのmotivationをどう作るのかまたは保つのかというのは,本人まかせのケースが多いように思う.

その理由には,知識をどう利用するのか,motivationをどう保つのかということは,多種多様の方法があり,なかなか一般化することが難しいことが原因であるようにも思う.例を示しながら,この2つに対して刺激を与えられるような授業を行いたいと思う.


iPhone OSを4.1に対応させたら,HDR(High Dynamic Range)撮影ができるようになっていた.通常の露出と,オーバーおよびアンダーの露出の3枚の画像を撮影し,それを合成することによって1枚の画像を作り出すことができる.他のデジカメでも,HDR撮影ができるものがあることを知った.これも,授業で画像の話をするときに使えそうだ.

2010年9月10日金曜日

kindleの使い勝手

Kindleの使い勝手は,とてもよい.iPadよりずっと軽いし,電子ペーパが目に優しいので,本や新聞などを読むという用途には,非常によい.一方で,プログラムを組む際の参考書や,PDFの論文をさくっと出すという時には,断然iPadのほうが使いやすい.それぞれ,目的によって使い分けるものだと改めて思う.

iPadは,Blutooth経由で,ノートパソコンのセカンドディスプレイになるのは,自宅作業する際に非常に便利だ.(AirDisplayというアプリが必要で,Windowsにも対応している.)

kindleで現在読んでいるのは, The 7 habits of highly effective people.今日から通勤中に読みだしたので,まだIntroductionだけれども,なかなか興味をひかれる.僕が授業で教えていることを違う例を使って説明している部分があり,自分の授業にもいかせるかなと思う.

ちなみに,The 7 habitsの本をamazon.co.jpで買うと2119円だが,kindle版だとわずか$4.7である.これだけ,手軽に洋書が読めるようになったのは,僕自身には革命的だ.多読して,英語力を向上させたい.

今日は,お昼に会議をし,後期の実験の打ち合わせなどをする.研究のプログラムは,少し進展したが,また大きな問題にあたる.

2010年9月9日木曜日

Kindle

帰宅すると,amazonからkindle(kindle 3)が送られてきていた.

本を読むには,液晶のiPadよりも目に優しいのがうれしい.通勤中は,これで本を読む予定.

日本語の雑誌や本を読めるようになるとうれしいのだけれど,残念ながら現状ではほとんどないようだ.ぜひ,日本語の本もでてきてほしい.

Asahi新聞とMainichi新聞の英語版が,月$5程度で買えるのはお得な気がする.(3G経由の場合には,月に$5程度の費用が別にかかる.Wifi経由や本の場合には,この費用は不要のよう.)

また,スピードはかなり遅いけれども,3G経由でWebも見れてしまう.日本語の表示もできるのがうれしい(でも,日本語の入力はできないと思う).出張の時などに,mailを確認したりするのも便利だ.

iPad上のkindleでは,単語の上に指を置くとその意味が英英辞典で表示されるけれども,kindleでは矢印キーで単語まで移動させなければならないのはちょっと面倒だ.kindleには英語の読み上げ機能がついていて,ある程度早いペースで読むのに慣れるのには,いいと思った.ページを進めるのが,iPadに慣れているので,だいぶ遅く感じる.(マニュアルに使うような本を見るには,iPadやパソコン上のkindleのほうが使いやすいと思うので,併用も必要な気がする)

iPadと比べて,対話性に若干劣るなどの気になる点もあるけれども,本を読むには目に優しいkindleのほうがよいと思う.

紙の本と比べたら,紙の本のほうを読みたいと思う.しかし,kindle版のほうが価格が安いこと,何冊も本を持っていてもkindleの重さ(約250g)であることは,大きなメリットだと思う.

2010年9月8日水曜日

教育の原則

お昼に,おそらく2年ぶりのサンマの塩焼きを食べた.その前後に,いつものようにiPhoneで産経新聞を読み,次の記事が印象に残った.

作家の曽根綾子さんの「苦労は自ら望んで初めて身になる」という記事(オピニオン)である.

記事の趣旨は,最近外国に生きたらがない若者が増えていて(生活が不自由になったり,危険が多いからだそう),国がお金を出して体験留学を薦めるという案があるそうだが,外国の日本人社会と日本料理店にだけ入り浸り,帰国の日を待ち焦がれて暮らすのではないかと予想している.なんとなく,あたっている気がする.

記事の最後に,「自ら激しく望む人だけに,苦労を条件に希望を与えること」が教育の原則であると考えると述べている.

教育に携わるものの端くれとして,自分が(本当に)苦しんでいる姿,そして同時に(本当に)楽しんでいる姿を見せることが,今の僕にできることなのだろうと思う.

2010年9月7日火曜日

凡ミス

どうも,昨日から,凡ミスが多い.

昨日は,ハードディスクのバックアップの設定が間違っていて,自宅にファイルを持ち帰って作業しようとしたら,ファイルがコピーされていなかった.バックアップの作業自体は行っていたのだけれど,設定が間違っていて,持ち帰り用のハードディスクではなくて,ネットワーク上のハードディスクにコピーされていた.

そして,今日は,OpenGLのプログラムで,Zバッファが正常に動作していないようなのだけど,ちゃんと動作するようにしている記述がある.結局,面の法線ベクトルの計算から,頂点の向きなどなどいろいろ関係ないことをいろいろ調べてから,座標軸を描いた後になぜかZバッファをオフにするコマンドがあることに気付く.

CGALは,非常に便利なライブラリだ.膨大なライブラリなので,その一部しか利用していなけれども,すばらしい.

うちの学生にも使わせたいと思うが,C++および形状処理ともにある程度の知識が必要なので,教えるのが大変そうだなぁと思う.最低でも,C++のテンプレートとSTLに関する知識が必要だが,ガッツのある学生には教えたいと思う.

今日は,学内向けの資料作りをいろいろとする.提出しなければならない書類がいろいろある.少しずつ進めていこうと思う.

2010年9月6日月曜日

朝の挨拶

今朝大学に着いて,自動販売機で飲み物を買おうとしたら,お掃除の方がいたので,「おはようございます!」と言う.

そうしたら,その方が,「吉田先生ですよね.久しぶりではないですか...」と,少しお話をした.

このわずかな会話が,1日を楽しくしてくれそうな気がした(実際には結構いろいろ大変でも).

2010年9月5日日曜日

こんな仕事やあんな仕事も

今日は,日曜日だけれども,オープンキャンパスで大学へ行く.

その際,所属している委員会の打ち合わせがあったのだけれども,かなり時間をとられれそう.大学は,教育(授業)や研究以外にもいろいろなことで成り立っているのだと改めて感じる.

一年間も海外に行かせてもらったので大学のために働かなければならないという気持ちと同時に,空いている時間を見つけて(作って),しっかり研究もしていこうと思う.

2010年9月3日金曜日

窮すれば通ず

今日1日は,ほとんどCGAL(Computational Geometry Algorithms Library)の理解に費やし(もちろん,他の仕事もあったが),だいぶ理解が進んだ.


CGALをもっと早くから使っておけば,自分のコードの量がもっと減っていただろうに,もっといろいろなことを簡単に試せていただろうにと思う.

CGALの存在は,前から知っていたのだけれども,なかなか使いこなすのに敷居が高いように感じていた.

でも,今日,その敷居が,ぱっとはずれる.その理由は,CGALを利用しなければならない必然性ができたことにある(自分で理論を実装するとういう選択もあったけれども,それはかなりの時間を必要とする).

学生にも,大いに切羽詰まると同時に,いろいろなことを試して道を開いて欲しいと感じた.

2010年9月2日木曜日

やはり日本が住みやすい..な..

8/27に13ヶ月ぶりにアメリカから帰国して,9/1から勤務先へ.

日本の湿度の高さに改めてびっくりし,汗をたくさんかく.

日本に帰ったら,アメリカにいるときとは違い,研究以外のことも相当やらなければならない.

でも,なんだか,このほうが落ち着く.研究以外のことをすると,逆に,研究をしようというパワーが湧いてくる.へんな性格である.

日本に帰ってきて,道路の狭さ,隣の車との車間距離の狭さに改めて驚くが,なんだか安心感を感じる.

世の中のことの多くは,答えが一つではなくて,答えがたくさんあることのほうが多いと思う.

海外に住むというのも一つの答えであると同時に,日本に住むというのも一つの答え.

僕は,海外に行くこと(というよりも,いろいろな人と話したり交流すること)が好きだけれども,やはり,日本がいいなと改めて思った.暑苦しくって,狭苦しいこの環境に,なんだか安心感を感じている自分でした.