まだ学問分野が十分に確立されていない中を,いろいろと模索されながら,新しい考えを提案されているところが,すばらしいと感じた.また,現実世界でのデータが取れないような対象に対して,virtual groundingの手法を提案されているのは,興味深く感じた.
僕自身が普段疑問に思っていることが,明確に説明されていて,だいぶ僕自信の疑問が解決しました.
以下は,(僕自身の理解による)自分のためのメモ.
・社会シミュレーションでは,Abstrast性を考慮しながら,現実との対応を考えることが重要.
・社会シミュレーションは,予測をするのではなく,可能な未来像の範囲を提示するものである.
・シミュレーションのモデルは,Abstract Model, Middle Range Model(abstractおよびfacsimile以外のモデル), Facsimile Model(現実との対応が取れるモデル)の3段階に分けることができ,この段階で考えていくことが重要.
・社会シミュレーションを行う場合には,何をシミュレーションしたいのかを明確にし,どの現実のコンポートネットを利用するか(逆に言うと切り捨てるか)ということがとても重要である.全てを持ってくることはできない.
ちょっと,こういう研究にも手を出してみたいと思いました.(しっかりした学生がいればだけど)
0 件のコメント:
コメントを投稿