何か記録して思う出来事や印象に残った記事などがあったときに,書く日記です.できるだけ毎日書こうと思っていますが,そのときの忙しさなどなどによって変わると思います.

2010年12月13日月曜日

特別講義(エージェントベースの社会シミュレーション)

今日は,大学院の特別講義「エージェントベースの社会シミュレーション入門-ビジネス複雑性下での意思決定支援」を聞く.

まだ学問分野が十分に確立されていない中を,いろいろと模索されながら,新しい考えを提案されているところが,すばらしいと感じた.また,現実世界でのデータが取れないような対象に対して,virtual groundingの手法を提案されているのは,興味深く感じた.

僕自身が普段疑問に思っていることが,明確に説明されていて,だいぶ僕自信の疑問が解決しました.

以下は,(僕自身の理解による)自分のためのメモ.

・社会シミュレーションでは,Abstrast性を考慮しながら,現実との対応を考えることが重要.

・社会シミュレーションは,予測をするのではなく,可能な未来像の範囲を提示するものである.

・シミュレーションのモデルは,Abstract Model, Middle Range Model(abstractおよびfacsimile以外のモデル), Facsimile Model(現実との対応が取れるモデル)の3段階に分けることができ,この段階で考えていくことが重要.

・社会シミュレーションを行う場合には,何をシミュレーションしたいのかを明確にし,どの現実のコンポートネットを利用するか(逆に言うと切り捨てるか)ということがとても重要である.全てを持ってくることはできない.


ちょっと,こういう研究にも手を出してみたいと思いました.(しっかりした学生がいればだけど)

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